先月日本ではボージョレーヌーボーが賑わっていたのではないでしょうか。
私はネットで日本のニュースを読んでいた時に、またこの時期が来たんだなと思いました。
このボージョレーヌーボーですが、実はアメリカではそれほど大きなイベントではありません(すくなくとも私はそのように感じています)。
なぜなのかはわかりませんが、恐らく地理的な事情と文化的な事情が絡んでいるのではないかと勝手に考えています。
地理的な事情と言うのは皆さんもうご存知かもしれませんが、日本は世界で最も日付変更線に近い国の一つです。従い11月の第3木曜日に解禁されるボージョレーを最も早く手に出来るのは日本なのです。
そして文化的な事情というのは、アメリカでは11月第4木曜日がサンクスギビング(収穫感謝祭)という1年間の中でも最大級の休日があり、この時期からクリスマス商戦が本格化していきます。そのためボージョレーという海外の文化が入り込むにはタイミングとしては良くないのかもしれません。
また地理的・文化的要因を掛け合わせた理由として考えられるのは、日本では四季を大事にする文化があり、その時期に獲れる野菜や魚など食材本来の味を楽しむ土壌があります。
その中でその年のブドウで作られたばかりのワインというのは非常に趣のある旬の食材なのではないでしょうか。一方アメリカでは地域にもよりますがはっきりとした四季を感じられない場所もあり(カリフォルニアなどはまさにそうですね)、広大な土地に分散している国民が同じ感覚で四季の食材を楽しむということが難しいのだと思います。
全て私の想像ですが、このような違いがあることもまた国の文化の違いが感じられて良いのかなとは思います。
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